むし歯になりにくい食べ方とは?
2017/10/28
むし歯は細菌による「感染症」であるのと同時に、糖尿病や高血圧などと同じ「生活習慣病」でもあります。

食生活などの生活習慣を見直すことで、むし歯も予防できます。
脱灰と再石灰化
むし歯の原因となるニュータンス菌は、食べ物に含まれる糖から酸を作り、この酸によって歯の表面のカルシウムやリンが溶け出すことを「脱灰」といいます。

食事中はよく噛んで食べることでだ液が分泌されますが、このだ液の働きで酸が中和+洗い流され、歯の「再石灰化」が始まります。
私たちが食べ物を口にするたびに「脱灰」→「再石灰化」が繰り返されますが、摂取した糖度が高く、だ液の量が少ないほど再石灰化にかかる時間が長くなります。

ただし、寝ている間はだ液がほとんど出ないので、寝る前に食べてしまうとお口の中はずっと「脱灰」の状態に!
テレビを見ながらおやつをつまむなど、食べる回数が多いと口の中が酸性になっている時間が長く、再石灰化する時間が短くなります。
食事は朝昼晩の3回。間食は時間を決めるか、食後のデザートにして食べる回数を減らし、食べた後は歯みがきをするようにしましょう。

再石灰化を促す食事&おやつの摂り方ポイント
①食事やおやつは時間を決めて、ダラダラ食べはしない
食事とおやつの間は、歯の修復時間として最低2時間は空けましょう。

②おやつは甘いもの+甘くないもの、組み合わせを工夫して
クッキー+お茶、ジュースとおせんべいというように、組み合わせを工夫しましょう。
③夜、寝る前の歯みがきは特に丁寧に
睡眠中はだ液の分泌量が減り、食べ物が口の中に残りやすくなるのでしっかりと歯垢を残さないように、歯ブラシだけではなく、フロスや歯間ブラシを使い、丁寧に磨きましょう。

フッ素は再石灰化を促進する働きがあるのでフッ素入りハミガキ剤もおすすめします。
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